2010年06月30日

ガラスカットサンプル    真空ガラスの高断熱Low-E複層ガラス

住宅版エコポイント制度を活用して、ガラス交換でもアタッチメント不要な
真空ガラスで省エネ・エコ生活

ガラスカットサンプル(真空高断熱Low-E複層ガラス)
カットサンプルサイズ :352×203×厚6.2/グレチャン厚12mm
メーカー :NSG 日本板硝子
品種 :スペーシア
呼び厚さ :Low-E3+真空層0.2+3mm


テーブル側(手前側)を内部と見立て、外部(奥側)より 差し込む太陽光の中の熱となる
近赤外線は透過させ、室内から逃げようとする、遠赤外線の反射率を高めた特殊金属
膜(Low-E膜)の働きで、太陽の日差しの恵みは室内に取り込み、室内から逃げる熱は
軽減させる機能を持つ真空複層ガラスです。ガラス4周に取り付いている黒い額縁状の
ものは、サッシのガラス溝に差し込まれる専用グレチャンです。サッシに取り付けた状態
では、ほとんど見えなくなります。
ガラス左上に見えている丸い金属は、真空封着部を保護するキャップです。メーカーカタ
ログには、 「この保護キャップは施工後も絶対に取り外さないでください。」と書かれていま
す。また、この写真では、カットサンプルが縦長であった為、左に倒して撮影していますが、
実際の保護キャップの位置は、室内側右上(内観右上)に取り付きます。
ガラスとガラスの間に真空層を保持するマイクロスぺーサーが入っています。(直径約
0.5mmで約20mmのほぼ等間隔に配列、色はグレーに近い黒で実用的には問題ない
と思われます。)


保護キャップの裏側(室外側/外観)をアップで見る。
ほぼ等間 隔に配列している黒い小さな点が、真空層を保持する
マイクロ スぺーサーです。


一般的な複層ガラスは、2枚のガラスの間を中空層と呼び、幅は6〜12mm程度あり、
中に乾燥空気か空気より熱伝導率の低いアルゴンガス(AR)が封入されていますが、
この真空ガラスは、中空層の幅が0.2mmと狭く、中は真空であることがこのガラスの
最大の特徴でしょう。 ガラス構成は、Low-Eガラス3+真空層0.2+透明ガラス3、計
6.2mmです。この薄さの為、一般的に窓サッシの単板ガラスを複層ガラスに交換する
場合は、ガラスの厚さ(12〜18mm程度)が増す為、既存のサッシのガラス溝に入らな
い為、アッタチメントを複層ガラスの4周に取り付けたものが必要になりますが、この真
空ガラスの場合はそのまま入りますので、アッタチメントが不要です。
複層ガラス
の4周に取り付くアタッチメントは見付が16mm程度あり、その分視界が小さくなります。
中空層を真空とすることで、熱や音の伝わりを減少させる為、断熱性や遮音効果
が高まっています。

・断熱性能 :単板ガラスの約4倍、一般複層ガラスの約2倍
・遮音性能 : T-2(30等級)
・高断熱タイプ(日射取得仕様)  温かい太陽の日射を室内に取り入れ、室内の熱を
 外に逃がさない、冬の暖房負荷を軽減する断熱性能を追求したタイプです。

注 意
この複層ガラス(Low-E3+真空層0.2+3mm)の場合、耐風圧性能は従来の一般複層ガ
ラスに比べて約1.5倍の強度がありますが、幼児が衝突してガラスが割れる等の耐衝撃性
能は、厚さ3mmの単板ガラスと同程度です。従って、掃き出し窓等の低い部分のある大き
な窓には適さないと考えるべきでしょう。

価格が気になるところです・・・。
ガラス代のみの参考材料価格は以下です。
・真空高断熱Low-E複層ガラス/NSG 日本板硝子:スペーシア
   Low-E3+真空層0.2+3mm     42,000円/u程度
・一般的なLow-E複層ガラス
   Low-E3+中空層6〜12+3mm   25,000円/u程度
・一般的な複層ガラス
   3+中空層6〜12+3mm        16,000円/u程度

実際に窓のガラス交換をする場合は、上記のガラス代の他に、消費税、現場採寸費、
取付費、運賃、交換したガラスの引取費等が加算されます。

冬場の寒さ対策により重点を置く地域や温かさを重視する部屋の窓、及び北向き
のより大きな窓には効果的でしょう。


今回の住宅版エコポイント制度では、これらのガラスもポイントの対象になりますので、
既存窓の単板ガラスをこれらの真空ガラスに交換すると、交換するガラス面積応じた
ポイントが発行されます。ガラスの交換は、1ヵ所から有効です。

下記PAO建築設計HPで詳しく解説しています。

「住宅版エコポイント制度」について
Paoの考える「住宅版エコポイント制度」活用マニュアル
コラム もっと詳しく知っていただくために Low-Eガラスのしくみと効果/他・・・


posted by pao at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築材料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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