2012年06月10日

古典建築探訪_聚光院 閑隠席                       大徳寺/京都


閑隠席(かんいんせき)の床の間方向を見る


まさに利休流とでも呼べるような、室内はかなり薄暗く、床の間や天井の構成なども、技巧に
走らず基本に忠実なもので、そして、全体的にいたってシンプルで簡素なつくりである。
ストレートに侘び茶の精神をよく表現した茶室であった。

表千家七代、如心斎が利休150回忌にこの聚光院に寄進したものといわれている。
千利休の墓やその後の三千家の墓もこの聚光院にあるという。千家流の茶室の基本形とでも
いえるものであろう。

千利休の侘び茶の教えをよく表現している茶室のひとつであろう。確かに、あまり目立つ趣向に
偏らず、オーソドックスで簡素な構成である。

私には侘び茶の精神を実直に表現した、厳しい雰囲気の空間、というイメージが印象深く今も
思い出される。


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