2012年08月16日

古典建築探訪_孤篷庵 #02 書院茶室 忘筌              大徳寺/京都


忘筌(ぼうせん)点前座より、入り口縁側方向を見る。


露地(庭園)より、軒下の飛石沿いに進み、この入り口に至る。
歩を進めるその視線の先に、石灯籠と蹲踞が眼に入り、そこが茶室の入り口と知れよう。
中敷居より上を4枚障子の明り取りとし、その下は開放されている。そこを頭を下げ、腰を少し
かがめて席入りするのであろう。見てすぐに、躙口の意味合いを持っていることは理解するが、
茶道の基本を踏まえつつ、この斬新で爽快なデザインは、本当に見事である。

あまりあれこれと考えるのは、ひとまずよそう。
ただ、静かに、鑑賞したい。

また、機会があれば、改めて、少し掘り下げて考えてみたいと思う。
時が経てば見えて来るものも、あるかも知れない。

2012年08月07日

古典建築探訪_孤篷庵 #01 石橋のデザイン              大徳寺/京都


孤篷庵入口門前の櫛形の欄干を見る


大徳寺 孤篷庵(こほうあん)といえば、あの小堀遠州作、書院茶室、忘筌(ぼうせん)のある寺
である。

小堀遠州のデザインするものは、多くの人を惹きつける力があろう。それは造園から茶室など
の建築へと、そのカバーする範囲も他を圧倒して広い。庭造り等でも、それまでに無かったよ
うな、斬新な趣向で見る者を驚かし、楽しませてくれる。
俗に「きれい寂」等とも呼ばれ、そのファンも多いことであろう。

そんな孤篷庵入り口前の石橋の欄干が、髪をすく櫛をデザインしたものであると聞き、ここか
ら遠州の世界が始まるのかと、しげしげと眺めた事を思い出した。


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