2012年09月27日

サグラダ ファミリア教会 #02 外観 アントニオ ガウディ    バルセロナ/スペイン


建設中の外観見上げ


ガウディの事を考え始めると、急に筆が重くなる。
しかたがないので、その事を正直に書こう。

まずは色々と奇妙なのである。あまりと言うか、ほとんどと言うべきか、これはこうだから、こう
なっているのだろうと確信めいて納得できる所が少ないのである。

そう、花々や蝶などがなぜあのような姿をしていて、そして、美しいかなどを、深く考えた事もな
いし、また、適当な理由もすぐには思いつかない事に似てはいまいか。
(これはもっともらしい例えを思いついた)

そうか、自然観察、自然崇拝というような事がその根底にあるのではないだろうか。そして、
それらを過度に抽象化や簡素化、あるいは、適当に見栄えよく、きれいにまとめ過ぎない事。
あの自然が持つ奇妙さや不可解な部分を捨て去らない事。人間が本来自然に対して抱く感
情、奇妙さ、奥深さ、多様性、気味悪さ、おそれ・畏敬の念、というような合理的には上手く説
明できないような事もあえて避けたり、捨て去ったりするのではなく、自身の作品の中に盛り
込もうとしたのではあるまいか。

分かったような顔をした、インテリっぽい建築ではない事もまた、ひとつの側面であろう。

考え始めると、きりがなく、とめどもなく奥深そうである。
そう簡単には、本音などを語ってくれそうにないから、今日はこのくらいにしておこう。
あれこれと、とめどもなくなってしまいそうなので。


posted by pao at 09:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 建築旅日記_スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月19日

サグラダ ファミリア教会 #01 内観 アントニオ ガウディ   バルセロナ/スペイン


今なお造り続けている大聖堂の内部を見る


未完ということ・・・。
1874年から工事が始まったとすれば、現在まで138年間建設が続いていることになる。

その造形的なデザインにも大変評価は高いが、今なお未完で、建設が続けられているという、
この様なケースも、かなり稀であろう。

この「未完」というキーワードには、何かロマンや深い思いが込められているようで、あれこれと、
ガウディの思いを想像してしまう。


posted by pao at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築旅日記_スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月27日

少々奇妙な建築 #01 カサ バトリョ / A. ガウディ     バルセロナ/スペイン


カサ バトリョ外観上部を見る


スペインのバルセロナにある、アントニオ ガウディがデザイン(改修)したアパートの外観上部
である。
木々の間から、獣の顔のようにも見える、バルコニー状のものが覗いている。
これらは巣穴から顔を出した、小動物のようでもある。あるいは森の妖精とでもいうのであろうか。
最上部の屋根は、うろこ状に有機的にうねり、おまけに奇妙な小塔まで取り付いている。

この建物には、元々、人間とは別に何者かが住んでいて、それらが気まぐれに、時々顔を覗かし
ては、周囲の人間の様子をのぞき見しているようにも、つい想像を膨らませてしまう。

そんな事をあれこれ想像しながら、しばし見入ってしまう、そんな魅力を秘めているようである。



posted by pao at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築旅日記_スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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