2010年09月17日

日本の古典建築探訪_転合庵 広間(4畳半)             東京国立博物館内


転合庵広間の床の間    付け書院風な障子窓が床の間を照らしている


上野の東京国立博物館の日本庭園内には、いくつかの貴重な日本の古典建築が移築されてい
る。転合庵もそのひとつで小堀遠州作と言われているようであるが、不明な点も多いようである。



点前座付近より上り口・露地方向を見る    上り口は2枚障子戸の貴人口が2方向に開けられ、
                             とても開放的で明るい茶室である。


転合庵と主に呼ばれているのは小間(2畳台目)の茶室の方で、この3枚の絵は転合庵に併設し
ている広間(4畳半)のものである。小堀遠州は武士であった為か、書院風で開放的な茶室にも
名席が多く、明るく華やかなデザイン(きれい寂)を得意とした。



天井を見る    天井全面が化粧屋根裏(掛込天井)であり、垂木が白竹、小舞が小巾板、
           野地板部が葭であろうか。


その点では一般受けは良いだろうし、私も好きな方である。見ていて驚きと楽しみがあるのである。
サービス精神旺盛と言うのか、何か心に響いてくる仕掛けがある。
そんな訳で、先の3枚の絵はその時、印象深く眺めた光景である。

同じく、貴人口を矩折りに2方向に設けた、明るく開放的な4畳半(広間)の茶室の中で、その趣が
大きく異なるものに、仁和寺の飛濤亭(ひとうてい)がある。
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