2010年11月05日

古典建築探訪_飛雲閣 #04 花頭窓               西本願寺/京都市


花頭窓(1階上段書院)の外観


左側の唐破風の舟入玄関に対応して、こちら右側は、照り(反り)のある入母屋造りの屋根と
している。そして、これもなんとも、おおらかな花頭窓を設け、まずは左側の舟入玄関の方を
強調しつつ、左右の非対称のバランスを取っている。


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2010年11月04日

古典建築探訪_飛雲閣 #03 舟入玄関(船入の間)         西本願寺/京都市


舟入玄関部分を見る  中央の開口に石段(釣寂湾)が見えるが、ここで舟を降り、石段を登ると、
飛雲閣の正式な玄関である船入の間に入る。
左端に連なる赤い壁のところが、茶室、憶昔席である。



飛雲閣内部 船入の間  舟を降り、石段を登ると、ここ現れる。入口となる床に水平にある2枚
の扉が、両側に開き床下に収納される。


飛雲閣正面1階左端の部分が、唐破風を頂く船入の間で、1階部分では最も目立ち、堂々と
している。

小舟で建物にアクセスするという手法は、ここだけではなく、桂離宮の松琴亭・笑意軒等にも
見られる、いわば人気の高い手法である。ただ飛雲閣のように、ここまで大掛かりに建築的に
作り込んでいるものは稀であり貴重であろう。

小舟でアクセスと関連して、すぐに頭に浮かぶのが、私はまだ訪れたことはないが、フランスの
モン・サン・ミッシェル、海の中に独り建つ僧院の姿である。こちらは引き潮の時は、陸地が現れ
渡れるようである。

現実から少し隔絶された時間や空間に、人は引き付けられるのであろう。似たような身近な例と
して、書斎、アトリエ、離れ、別荘、地下室、茶室等々そして、旅など。
これらのことは改めて、奥が深そうに思われるし、人間にとって大切にするべき感情ではないだろうか。


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2010年10月29日

古典建築探訪_飛雲閣 #02 外観2(北西面)            西本願寺/京都市


飛雲閣 外観(池越しに北西面を見る) デザイン的には多くの要素が盛り込まれている


飛雲閣は秀吉好みの楼閣建築で、聚楽第から移築されたものと伝えられているが、確証はなく、
謎も多いのだという。しかし、秀吉好みと妙に納得する点も多い。

その第一は、普通の発想の上をゆく、又は一般的なものからあえて外れた発想が見られる点で
あろう。高台寺にある、傘亭・時雨亭(下部タグ:傘亭・時雨亭参照)にも共通するものがあるが、
それまでに見ることのできなかった、全く新しい試みに挑戦している点である。よほど人と同じも
のが嫌いであったのではないだろうか。

現代の我々が、飛雲閣等を最初に見た時の第一印象は、これは少し変だぞというような違和感に
も似た驚きであろう。つまりインパクトが大きいのである。そんな評判がたてば、誰もが見てみたい
という気持ちになるのは、その当時から現代まで、そう変わっていないように思われる。そのあたり
が、広く秀吉好みと言い伝え続けられる、魅力を秘めているということであろう。


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